2016/09/29(木)
薬の害2「厚労省が劇薬と認めた薬とは?」
カテゴリー:薬の害
From 江山裕城
治療院のデスクより・・・
こんばんは。
下関で唯一の【慢性腰痛】専門
整体院 燦花の江山です。
本日も当院のブログへお越しいただき、
ありがとうございます。
さてさて、今回も前回から引き続き、
「薬の害」について腰痛でお悩みのみなさんに
有益な情報をお伝えできればと思います。
まずはほとんどの方が服用した経験がある痛み止めの
「ロキソニン」についてお伝えしようと思います。
あなたはロキソニンの本当の名前を知ってますか?
ロキソニンは正式名「ロキソプロフェンナトリウム」といって
非ステロイド抗炎症剤の仲間として有名です。
「痛み止め=ロキソニン」ではないでしょうか?
医師の処方箋がなくてもドラッグストアなどで購入できるようになりましたね。
この「ロキソプロフェンナトリウム」は主に炎症時の症状に使われる薬です。
例えば、リウマチや骨折後などの痛みの症状を一時的に抑えてくれます。
メカニズムは、炎症を起こす物質である「プロスタグランジン」が作られるのを
邪魔することで、痛みを抑えます。
そして一般的に1日2錠をまで、60~180gまでの服用となっています。
「ロキソプロフェンナトリウム」は胃腸系の副作用が1番多いと言われています。
例えば、重症化すると「胃潰瘍」や「急性胃炎」などの大変な症状を起こしてしまいます。
皆さんは2010年1月20日に「ロキソニン」が「劇薬指定から解除」
になったことを知ってますか?
と言うことは、元々は他の薬物と区別して貯蔵管理されていたくらいの
劇薬だったということですよ?
しかし、劇薬解除された後も成分や量は何も変わっていないままなんです。
「劇薬って?」と思うので、まず言葉の定義として・・・
「「劇薬」は、内服や注射などで体内に吸収された場合に副作用などの危害を起こしやすい、毒性・劇性の強い医薬品で、厚生労働大臣が指定します。」と定義されています。
なので「ロキソニンが医師の処方箋無しで手に入るようになった=ロキソニンは安全な薬になった」と勘違いしてはいけません。
医師の処方箋無しで、ドラッグストアなどで気軽に手に入るようになったのは、
裏社会のいろいろな事情があるんだと思います。
未だにロキソニンを1日に5~6錠飲むというとても危険な飲み方をしている人がいますが、
そんな事をしていると本当に大変な症状を引き起こしてしまいますよ。
これを読んでいるあなたも気軽に飲むのではなく、
本当に強い痛みがある時に、必ず用法用量を守って飲んでくださいね。
次回も腰痛に代表的な薬物について
お伝えしますのでお楽しみに。
それではこれで終わりにしようと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。